藤林悠 / 三輪恭子「impersonal」
このたび、soco1010では、藤林悠と三輪恭子による2人展『impersonal』を開催します。2名の作家は、ともに色彩を抑えた作品構成の中に、生活を通した個人の視線や、無意識のうちに捉えたイメージを扱う作家です。景色や人々、生活にまつわる事柄は常に私たちの傍らにあり、知らずのうちに意識や身体に染みこんでいます。2人はそうした感覚に着目し、「見えること」から作品への表出を行います。その制作プロセスの中で、藤林は視覚的な構造の中から主体を脱色し、三輪は身体的な痕跡や記憶を抽象化することで、「誰でもないもの」、非人称の感覚を浮かび上がらせます。
本展では、「私」を離れた表現の可能性を手がかりに、作者や鑑賞者の個性を超えて立ち現れる感覚の領域を探ります。どうぞご高覧ください。
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会期|2025.12.20 [土] – 21[日] , 12.26 [金] – 28 [日]
2026.1.10 [土] – 12 [月・祝] , 1.16 [金] – 18 [日]
時間|13:00 – 20:00
料金|入場無料
お問合せ|impersonal20252026@gmail.com(impersonal 展製作実行委員会)
展覧会関連イベント
・2025.12.20 [土] 18:00 – 20:00:オープニングパーティー
・2026.1.17 [土] 18:00 – 20:00:トークイベント
ゲスト:戸塚愛美
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主催|impersonal 展製作実行委員会
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藤林悠|Haruka FUJIBAYASHI

秋⽥県秋⽥市出⾝。2008年東京藝術⼤学⼤学院美術研究科 絵画専攻壁画研究領域 修⼠課程修了、2006年東京造形⼤学美術学科絵画専攻卒業。主に、平面芸術を制作。近年はスナップ写真と簡素な線描を日常的な義務のように行うのが日課。主な展覧会に、「recur 藤林 悠 個展」(あをば荘、東京、2025)「ドローイング・ショウ」(あをば荘、東京、2023,2025)「S( )t( )r( )ay Night Special」(JUNGLE GYM、東京、2024)、「Salti’s 13th exhibition[Pacific Colors]」(MOOWOOSOO GALLERY、韓国・ソウル特別市仁寺洞、2023)、「PARADISE HOUR 2022 Spring」(PARADISE AIR、千葉県松戸市、2022)など。
三輪恭子|Kyoko MIWA

「個」の存在と祝福をテーマに、絵画、彫刻、インスタレーションなど多様な手法で作品を展開。訪れた場所の風景を紙に映写し「記憶の物質化」を試みる作品や、九州近郊の島々に残る先祖信仰の調査を基にしたドローイング群、他者が眠りに入る直前の風景を見る装置など、さまざまな表現を通じて、忘れられていく個人や場所の記憶に焦点を当て、それらが存在することの祝福を試みる。主な展覧会に、2024年個展「祈りと庭」(art space soco1010/東京)、2017年「Local Prospects 3 原初の感覚」(三菱地所アルティアム/福岡)2019年「VOCA展」(上野の森美術館/東京)など。
http://kyokomiwa.com
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▼下記事項をご確認の上ご来場いただきますようお願いいたします。
※会場に駐車場のご用意はございません。公共交通機関、もしくは周辺のパーキングをご利用ください。
※会期中のカフェの営業はいたしません。
※状況により入場制限を行う場合がございます。
※内容は予告なく変更する可能性がございます。ご了承ください。
※予告なく会期直前、もしくは会期中の延期・中止の可能性がございます。ご了承ください。
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▼下記に該当される方につきましてはご来場をお控えいただきますようお願いいたします。
※体調にご不安のある方(発熱、咳、倦怠感、等の症状等)のご来場はご遠慮下さい。
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