古賀悠悟 / 遠山蘭「眠る街、歩き出す地層」

このたび、soco1010では、東京藝術大学彫刻科 第3研究室に所属する大学院1年生4名による企画展を開催いたします。
本展は前期・後期の二部構成となっており、今回はその前期にあたる展示となります。
古賀悠悟、遠山蘭による二人展「眠る街、歩き出す地層」では、都市をめぐる時間の層と土地の記憶を主題に、二つの作品を対置的に展示します。

展覧会ステートメント
展示タイトル「眠る街、歩き出す地層」は私たちのベースとして存在する環境と地面の新たな関係を提示しています。前景にある街が退き、後景にあった地面が浮かび上がるとき、私たちが日常的に踏みしめている足元の時間や記憶の層を意識することになります。
古賀の作品では、都市の表層に存在する標識やカーブミラーといった人工物を素材に、そこに内包される時間や人の行為の痕跡を可視化することを試みています。反転したカーブミラーを用いた構成によって、相貌失認に陥った都市空間、都市空間に潜在するもう一つの時間の流れを提示します。
一方遠山の作品では、生まれ育った静岡県三島市に位置する実家の裏山で採取した土を自らの手で粘土にし、東京の展示空間で再構成することで、土地固有の物質性を現代の都市空間と接続します。素材の移動そのものが場所と記憶について問いかけます。
二つの作品はそれぞれ異なるアプローチで都市と地層を扱いながら、人工と自然、記号と物質という異なる軸のあいだに新たな関係性を生み出し、私たちを内包する環境の新たな見方を問いかけます。

日程|2025.10.31 [金] – 2025.11.9 [日]
   金・土・日・祝日(11.3)のみ開館
時間|11:00 – 20:00
会場|soco1010:東京都足立区千住橋戸町22-48
料金|無料
お問合せ|info@soco1010.space(soco1010)

主催|東京藝術大学彫刻科 第3研究室 古賀悠悟 遠山蘭

古賀悠悟|Yugo Koga

2002年東京生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻在籍。現代都市における標識や動線の配置などの記号としての構造に着目し、インスタレーション、写真などの多様なメディアを通じて、わたしたちがどのように空間と関わっていくべきか考えるための作品を制作する。

https://www.instagram.com/yug_kog/

遠山蘭|Ran Toyama

2000年静岡県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻在籍。
身体をひとつの“器”として捉えたとき、そこに内在する曖昧な記憶と、外側に広がる現実世界。その“内と外”の関係を、立体作品やインスタレーションを通して探っている。

https://www.instagram.com/toyama_ran/

▼下記事項をご確認の上ご来場いただきますようお願いいたします。
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